ベトナムハノイ 豚肉にご注意を!有害な成長促進剤を乱用!?

スポンサーリンク
ご注意

当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

ベトナムでは豚肉の消費量が非常に多いです。

そして赴任中よく口にするのも、豚肉です。

 

今回は、そんな豚肉の少し怖い話をします。

 

ベトナムの養豚 豚肉の消費量

ベトナムの郊外に行くと、この写真のような車を何台も見ます。

 

トラックの上中下3段に分かれ、豚が移動していくという光景です。

豚の飼養頭数は中国、アメリカ、ブラジル、ドイツに次いで世界第5位(2014年)です。

豚肉の消費は、年々右肩上がりで増加しております。

 

有害な成長促進剤を乱用

豚肉の消費が上がるにつれて求められるのが、その生産性です。

ベトナム政府は、デンマーク、カナダ、アメリカなどから生産能力の高い品種を導入し、1頭当たりの肉豚の体重を増加させることにより生産量の拡大に取り組んでいます。

 

しかし、それだけでは追いつかない消費。

その結果、乱用されているのが成長促進剤です。

成長期間を半分から2/3にできることで、短い飼育期間で出荷することができるようになるそうです。

 

私と付き合いのあったベトナム人は、豚肉は怖いから食べないといっていた人もいました。

成長力が強くなりすぎて、豚自身の骨や筋肉の成長より早くに太り、自分の体重を足で支えらないようになってい豚もいるという話を聞きました。

立ち上がろうとすると骨折する豚もいるようです。

 

当然ながら、この豚肉を食べると発がん性も高くなり、健康への影響も懸念されるとのこと。

そんな話を聞いてからは、あまりベトナムでは豚肉はあまり食べなくなりました。

 

成長促進剤のニュース

成長促進剤の使用に関するニュースはたびたび取り上げられてきました。

豚肉検査で使用禁止の成長促進剤を検出[経済]
ベトナム家畜飼育局は14日、成長ホルモン不使用をテーマとするセミナーで、養豚飼料中の成長ホルモンの検査結果を発表した。関連機関が飼料のサ...
ホーチミン市:豚肉の10%で成長促進薬検出[社会]
ホーチミン市獣医支局は4日に開かれた同市農業農村開発局、豚肉販売業者らとの会合で、今年初めからこれまでに同市の各市場・食肉処理場で約500...
発がん性の成長促進剤、豚の飼育で使用か [社会]
家畜の飼育では使用が禁じられている成長促進剤「ベータアゴニスト」が市場に出回っている。この薬品が残留している豚肉を人が食べると、心不全...
豚の飼育で有害な成長促進剤を乱用、増量目的[社会]
ベトナムは世界各国と同様に、成長促進剤の一種「サルブタモール(salbutamol)」「クレンブテロール(clenbuterol)」「ラクトパミンリットル(racto...
畜産業で使用禁止の成長促進剤、人の医薬品用から横流し[社会]
農業農村開発省によると、畜産業で使用が禁止されている成長促進剤の一種「サルブタモール(salbutamol)」は、人間の医療用医薬品として保健省に...
ティエンザン省:有害な成長促進剤使用の豚11頭を焼却処分、国内初[社会]
農業農村開発省査察部は21日、メコンデルタ地方ティエンザン省獣医支局と共同で、同省チョガオ郡の養豚農家グエン・ゴック・ルック氏の豚11頭を...

 

成長促進剤の法の整備

ベトナム政府はこのような成長促進剤の乱用を防ぐために2016年7月1日に法を改正し、食品安全衛生に関する規定違反で禁固20年という重い量刑を課すようにしている。

改正刑事法、食品安全衛生に関する規定違反で禁固20年も[法律]
2016年7月1日に施行される改正刑事法(刑事法2015年版)で規定された「食品安全衛生に関する規定違反の罪」は、現行の刑法の規定より内容が詳細で...

 

広告

まとめ

1.ベトナムは世界第5位の豚肉消費国

2.成長促進剤を使用している業者が存在する。

3.成長促進剤で育った豚は自力で歩くことが困難なことも

4.成長促進剤を食べた豚を食べると健康に影響が出る。

5.成長促進剤の使用は国際的に禁止されている。

6.ベトナム政府も取り締まりを強化

 

 

ベトナムのすべての豚肉に成長促進剤が使われているわけではなく、ごく一部の豚肉では使用されており、ベトナム政府も力を入れて、取り締まっております。

安心な豚肉を食べれる日もそう遠くはないと思いますが、お気をつけください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

広告