ベトナムの安い電化製品
ベトナムでは多くのものが日本より安く買えます。
これは、服や食料品だけでなく、電化製品にも言えることです。
ただ、電化製品も売れられている商品=安全が保障されているということではありません。
日本は当然ながら品質がしっかりしております。
日本とベトナムの品質の違い
日本で販売しているものに対しては、JIS規格などの規格を満足しているものが売られていますが、
ベトナムでは規格を満たしていないものも売られています。
そしてそういったものが安くなっております。
旅行先で、携帯の充填器を忘れてしまったや無くしたため、現地で調達することが必要となる場合があるかと思います。
その時、旅行先であれば、間に合わせでいいからと安物を買おうとしがちです。
ただ、安物には危険が伴うこともあるということがあります。
ベトナムで携帯の充電器にまつわる痛ましいニュースがありましたので紹介します。
ベトナム充電器にまつわる事故
充電しながらスマホ使用、男性が死亡(2019/7/6)
~引用はじめ~
6日夜、東北部地方ランソン省カオロック郡タインロア村ナーラン村落在住の男性(21歳)がコンセントに差した充電器で充電しながらスマートフォンで友人とチャットをしていたところ、スマートフォンが爆発して胸部を直撃し死亡するという事故が発生した。
死亡したのは少数民族ヌン族のフン・バン・クオンさん。クオンさんは爆発して胸部に落ちてきたスマホで負傷し、すぐに病院に救急搬送されたが、重傷のため死亡した。
カオロック郡人民委員会によると、当局はクオンさんの遺族に対して葬儀代を援助するとともに、人々に対して充電中のスマホの使用に注意するよう呼びかけている。
ランソン省総合病院の医師も、充電中のスマホの使用は非常に危険だとし、これまでにも爆発により感電したり手を負傷したりする事故がたびたび起きていると指摘。同様の事故を避けるため、充電しながらスマホを使用しないよう注意喚起している。
~引用終わり~
充電中のスマホが爆発、22歳男性が左手失う(2019/6/17)
~引用はじめ~
17日、東南部地方ドンナイ省ディンクアン郡在住の男性(22歳)がモバイルバッテリーで充電しながらスマートフォンを使用していたところ、スマートフォンとモバイルバッテリーの両方が爆発し、男性の左手が吹き飛ばされる事故が発生した。
この事故により、男性は左手の手首から先を失った。男性は手から多量に出血し、顔と胸部にも軽傷を負ってドンナイ省トンニャット総合病院に入院し、引き続き治療を受けている。
同病院のグエン・トゥオン・クアン医師は、男性の左手はほぼ原形を留めておらず、やむなく切断手術を行ったと話した。男性の容体は安定しており、5日ほどで退院できる見込みだ。
クアン医師によると、充電中にスマートフォンを使用して爆発し、手などを負傷する事故はしばしば起きているが、今回のけがはこれまでで最も深刻なケースだという。クアン医師は、同様の事故の再発を避けるため、充電しながらスマートフォンを使用しないよう注意喚起している。
~引用終わり~
このような痛ましい事故が続いております。
事故の概要
いずれも充電中に携帯を触っていて爆発したためとされています。
ほかにも充電中に感電死された方もおられます。
私たちが考える範囲で有れば、充電中にスマホを使用した場合、熱くなることはあっても爆発まではしないと思います。
でも今回は爆発し、死亡事故や大けがにつながっていることから、正規のものを使用していないのではないかとみられます。
電化製品の購入には十分に注意ください。
ハノイで正規品を買う
Media Mart(ハノイ内に28店舗展開)などにいくと正規品が買えます。
少々値段が高いですが、安全には代えられません。
日本で購入していくことをオススメ
やはり1番安心できるのは日本の製品です。
急速充電できるものでも、1,300円ほどで購入できます。
高い買い物ではないので、安全性の高い日本の商品の購入をオススメします。
日本と電圧の違い
ベトナムと日本では電圧が異なり、ベトナムの電圧は220V,日本の電圧は100Vであるため、アダプター・変圧器なしに電化製品を使うことができません。
アダプターがついているものでも、しっかりアダプターの適用範囲を確認して使用してください。
日本と同じ感覚でいると危険です。
せっかくの楽しい旅行ですので、数百円を惜しんだがために・・・とはならないようお気をつけください。
まとめ
- ベトナムでは規格を満足しない電化製品が安く売られている
- ベトナムで充電中に携帯が爆発する事例が発生
- 日本と同じ感覚で、売っているもの=性能保証されているものではないことに注意
- 充電器は日本で買っていくことをオススメ