ベトナムの公用語は、ベトナム語です。
ベトナム語は、発音が世界で一番難しい言語といわれるほど、本当に難しい言語です。
4年間駐在しておりましたが、ほとんど話せませんでした。
そのため、生活するうえで話す言語は必然的に英語となります。
私が、海外転勤を命じられた時、晴天の霹靂で、まさか自分がというのが、まず第一声でした。
なにせ私の当時のTOEICのスコアは、375点でした。
これは、もちろんListeningとReadingの合計点です。
それほど私は、海外に興味はなかったですし、英語も学生のころから、不得意科目の一つで、まともに勉強してきませんでした。
その私が、ベトナム赴任を命じられ、最初は本当に苦労しました。
またベトナム人の話す英語もイントネーションが独特です。
おそらく、日本人が話す英語も、ベトナム人からすると、聞き取りにくいようですが、ここはお互い第二外国語ということで割り切って、恥ずかしがらずに、言い切ることが重要だと、赴任して、半年ぐらいしてようやく気づけました。
赴任したばかりの私は、異文化の中で、英語が不得意ということもあり、恥ずかしさで、最後まで話しきることがなかなかできませんでした。
でもこれは、本当にいけないことで、話すのであれば、最後まできっちり話しきる、それがたとえ、つたない英語だとしても。
これが本当に重要です。
私の出会ったベトナム人は、みんな優しく、私の話を一生懸命聞こうとしてくれました。
それなのに、私が、中途半端にやめてしまったりして、おそらく、聴く方は、相当ストレスを感じていたんではないかと思います。
最後まできっちり話しきることということをしたことで、相手も自分のことをより理解してくれるようになりました。
さて、TOEIC375点で赴任して、毎日英語をつかったおかげで、英語力は幾分か上がりました。
4年赴任して、帰国して2019年3月にTOEICを受けました。
結果は、Listening 275 Reading 275 total 550でした。
えっ!そんなもの?って驚かれたかもしれませんが、そんなものでした。
えっ!そんなにあがるのと思われた方、ありがとうございます。 うれしいです。
言い訳かもしれませんが、ある程度英語が話せれば、あとはどれだけロジカルに話せるかが重要となってきます。
SVOで話せるだけで十分です。
むしろ、枕詞や、修飾語が多いと、向こうも何を言っているのか理解してもらえません。特に関係代名詞を、口語で使ったら、わけわからなくなります。
自分は英語ができないということを理解し、単純明快に、回りくどくなく話すということが良いです。
ただ、あくまで、アメリカやイギリスなどの英語を母国語としていないベトナムという国でのやり方です。
もちろん、英語は話せたことに越したことはありません。
余談ですが、5月に再度TOEICを受けた結果は、Listening 350 Reading 265 total 615でした。
Listeningが、75点も上がりました。
仕事が忙しく、ほとんど勉強せずに受験しましたが、TOEICには、慣れも必要であるかと思いました。
4年の間に、試験問題の形式も変わっておりました
英語はあくまで仕事をする重要なものですが、本当に大切なのは考え方です。
どのように仕事を進めようとしているか、ということをロジカルに話すことで、相手の信頼は得られていきます。
これから、海外赴任されるかたは、文化の違い、言葉の違いでいろいろと戸惑いもあると思いますが、貴重な経験・体験ができます。
ぜひ楽しんできてください。