ベトナムハノイで働くとなるとどうしても、耳にするのが賄賂。
袖の下はベトナムの文化の一部ともいわれるほど、ベトナムでのビジネスをしていくうえでよくよく聞く言葉です。
今回はこの賄賂についてご紹介します。
尚、ベトナムでも法律で厳しく取り締まられますので、決して賄賂を渡すことも、受け取ることもダメです。
ベトナムの賄賂の取り締まりの法律整備
2005年汚職防止法(Law No.55/2005/QH11)
ベトナムの賄賂の取り締まりの法律ができたのが、2005年です。
えっ!?最近じゃんと思われることが多いかもしれませんが、ホント15年前と最近です。
しかもこの当時、この法律、公務員と国営企業の職員にのみ適用されたものでした。
2018年新汚職防止法(Law No.36/2018/QH14)
2018年に新たに汚職防止が成立、2019年7月1日に施工されたました。
おおきな変更点の一つとして公務員と国営企業職員にのみ適用されたものが、民間企業の職員にも適用されるようになりました。
今ではベトナムで働く人はすべて適用になったと理解してもらってよいです。
赴任当時聞いた賄賂の話
当時私が聞いた話がコチラです。
・手続きの際に要求された
・賄賂を渡すと、種々の審査期間が短くなる。(ベトナムの通常の審査期間は本当に長いです。。。)
などなどです。
旧正月など多くのお金が入用になるなどベトナム国内は賄賂が生活の一部となっているところもあったようで、突然法で規制されてもすぐにはその生活になれず、未だ賄賂を要求するところもあるようです。
言わずもがなですが、賄賂は受け取るのも、渡すのも絶対にダメです。
あの手この手で要求されることもあるかと思いますが、決してダメです。
警察に捕まれば、日本への帰国など一切できなくなる可能性もあります。
ベトナム政府も、法を整備し取り締まれるようにしております。
ベトナムのように、国がどんどん成長し、変化ている国では、その成長に合わせ法律もどんどん変わっていき、一年前の情報も古くなったりします。
2018年に賄賂により税関職員が禁固12年の有罪判決を受けております。
最新の情報を取り入れつつ、決して手を出してはいけないものには手を出さないを徹底されることをが重要です。
ベトナム赴任中、こういったトラブルに巻き込まれることなく、無事に帰任されることを祈念いたします。