【感想】魂の経営

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誰もが知っている会社  富士フイルム その富士フイルム株式会社代表取締役会長・CEO であった古森重隆氏が書かれた本である。

 

この本について

富士フィルムは、1998年に当時フィルムメーカーで世界で最も大きかったコダックの売上高を抜き、世界一となりました。

1990年当時は、富士フィルムとコダックは、コダックの方が、1.5倍ほどの売り上げがあったにも関わらず、この10年で逆転したことがまず驚きでした。

しかし、ご存知の通りデジカメの台頭により2000年を境に、世界のフィルム需要は漸減し、2010年には、市場規模は10分の1になりました。

通常の会社であれば、主力としている商品の市場が急速にしぼんでいくと、それとともに売り上げを下がり、倒産するというのが世の常だと思っていました。

コダックも、同じように、2012年に倒産しました。

ところが、そん中でも、富士フィルムは売り上げを伸ばしました。これを成し遂げたのが、この本の著書であられる 古森重隆氏です。

断固たる決意で、従業員8万人の大企業のかじ取りを行われました。おそらく、当時様々な反論・反感があったのではないかと思います。

でも、それを跳ね除け、このような実績をあげられたのには、感服いたします。

そのとき、どのように考えていたかが書かれた本がこの本です。

途中、製品名などが出てきて、読みにくいところもありましたが、やられてきたことはわかりました。

富士フィルムの社員向けともとれるかもしれませんが、社会人になって、入社2~3年目で出会いたかった本でした。

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自分の立場に置き換えて

私は、会社経営者ではありません。

ただ、これからの日本の企業は、誰がライバルであるかということを正確に見極めなければならないと考えています。

ライバル会社に勝つ、負けるというような時代から、業界が業界をつぶしていくという時代になってきています。

例えば、テレビ業界。

インターネットの普及により、テレビの視聴率が、1990年代のような高視聴率をとれるドラマを取ることはないと思います。

テレビ業界は、インターネット業界、You tubeなどを代表とする映像コンテンツにどのように立ち向かっていくのでしょうか。

視聴率だけを狙っていて、人がテレビに使う時間が減っているということに対して、どのようにアプローチしていくのか、興味があります。

分母がテレビだけの視聴率という言葉はいつまで続くでしょうか。

また、音楽業界。

カセットテープはCDの出現で消えていきました。

CDは、mp3とi-podの出現によって消えていきました。

レンタルビデオ業界も、Amazonなどが提供する映像コンテンツの登場により、苦境に立たされております。

テレビも、2010年ごろは、亀山モデルと世界的な地位を築いたシャープもご存知の通り、 鴻海精密工業の子会社となりました。

日本の技術として誇ったモデルがあっという間の寿命で、韓国のLG,SAMSUNGに越されてしまいました。

業界内のライバル業者と争っていたら、技術革新が起こり、まったく違う波が押し寄せ、業界ごとつぶしていくという構図が至る業界で起こる可能性があります。

また、世界で我先にと技術開発している国にどんどん遅れをとり始めました。

技術大国日本も、懐かしい言葉となる日も遠くないと思います。

自分の勤めている会社が苦境に立たされ、その時、自分の会社がどのような対応をするのか見定めておく必要があります。

そしてその時に会社がとる方法は、倒産かリストラであるが、それに自身が耐えられるかどうかです。

会社に一生を委ねるという考えは、終身雇用制度の崩壊とともに、変えなければなりません。

40代前にして、働く期間としては残り20数年。

自分で考え、行動しなくてはならない時代となっています。

何もせずに、会社が倒産、もしくはリストラを実行されるときになって、ただただ、叫ぶだけではないようにしたいと思います。

 

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