【感想】魂の経営

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誰もが知っている会社  富士フイルム

その富士フイルム株式会社代表取締役会長・CEO であった

古森重隆氏が書かれた本である。

魂の経営

古森重隆 東洋経済新報社 2013年11月01日
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この本について

富士フィルムは、1998年に当時フィルムメーカーで

世界で最も大きかったコダックの売上高を抜き、

世界一となりました。

1990年当時は、富士フィルムとコダックは、

コダックの方が、1.5倍ほどの売り上げがあったにも関わらず、

この10年で逆転したことがまず驚きでした。

 

しかし、ご存知の通りデジカメの台頭により

2000年を境に、世界のフィルム需要は漸減し、

2010年には、市場規模は10分の1になりました。

 

通常の会社であれば、主力としている商品の市場が急速にしぼんでいくと、

それとともに売り上げを下がり、倒産するというのが

世の常だと思っていました。

コダックも、同じように、2012年に倒産しました。

 

ところが、そん中でも、富士フィルムは売り上げを伸ばしました。

  

これを成し遂げたのが、この本の著書であられる

古森重隆氏です。

 

断固たる決意で、従業員8万人の大企業のかじ取りを行われました。

おそらく、当時様々な反論・反感があったのではないかと思います。

でも、それを跳ね除け、このような実績をあげられたのには、

感服いたします。

そのとき、どのように考えていたかが書かれた本がこの本です。

途中、製品名などが出てきて、読みにくいところもありましたが、

やられてきたことはわかりました。

富士フィルムの社員向けともとれるかもしれませんが、

社会人になって、入社2~3年目で出会いたかった本でした。

 

自分の立場に置き換えて

私は、会社経営者ではありません。

ただ、これからの日本の企業は、誰がライバルであるかということを

正確に見極めなければならないと考えています。

 

ライバル会社に勝つ、負けるというような時代から、

業界が業界をつぶしていくという時代になってきています。

 

例えば、テレビ業界。

インターネットの普及により、テレビの視聴率が、

1990年代のような高視聴率をとれるドラマを

取ることはないと思います。

テレビ業界は、

インターネット業界、You tubeなどを代表とする映像コンテンツに

どのように立ち向かっていくのでしょうか。

視聴率だけを狙っていて、

人がテレビに使う時間が減っているということに対して、

どのようにアプローチしていくのか、興味があります。

分母がテレビだけの視聴率という言葉はいつまで続くでしょうか。

 

また、音楽業界。

カセットテープはCDの出現で消えていきました。

CDは、mp3とi-podの出現によって消えていきました。

レンタルビデオ業界も、Amazonなどが提供する

映像コンテンツの登場により、苦境に立たされております。

 

テレビも、2010年ごろは、亀山モデルと世界的な地位を築いたシャープも

ご存知の通り、 鴻海精密工業の子会社となりました。

日本の技術として誇ったモデルが

あっという間の寿命で、韓国のLG,SAMSUNG

に越されてしまいました。

 

業界内のライバル業者と争っていたら、技術革新が起こり、

まったく違う波が押し寄せ、業界ごとつぶしていくという

構図が至る業界で起こる可能性があります。

 

また、世界で我先にと技術開発している国に

どんどん遅れをとり始めました。

技術大国日本も、懐かしい言葉となる日も遠くないと思います。

 

自分の勤めている会社が苦境に立たされ、

その時、自分の会社がどのような対応をするのか見定めておく

必要があります。

そしてその時に会社がとる方法は、倒産かリストラであるが、

それに自身が耐えられるかどうかです。

会社に一生を委ねるという考えは、

終身雇用制度の崩壊とともに、変えなければなりません。

 

40代前にして、働く期間としては残り20数年。

自分で考え、行動しなくてはならない時代となっています。

何もせずに、会社が倒産、もしくはリストラを実行されるときになって、

ただただ、叫ぶだけではないようにしたいと思います。

 

 

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